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MT4チャートの表示設定全般

チャートのプロパティーで設定を調整することで、トレードや分析に役立つものを取捨選択してチャートに表示することができます。また、チャートの表示を見やすく調整したりできます。
ここでは、設定項目と設定で表示がどのように変わるのかを紹介します。

チャートのプロパティーウィンドウを表示して、『全般』タブをクリックします。

MT4チャートのプロパティ全般タブ

プロパティーウィンドウの開き方はこちらを参照ください。

1.オフライン・チャート

MT4のチャートは、マーケットが動いてプライスが提示され続ける限り、自動的に価格データを取り込み続けます。オフライン・チャートを設定すると、チャートが自動的に取り込む価格データの受信と表示を停止します。オフライン・チャートの設定を無効にすると、再びチャートが自動的に価格データを取り込みチャートに表示されます。

2.チャートを前面に表示

インディケーターを表示したチャートで、ローソク足とインディケーターの表示が被って見えない時にオンにするとインディケーターの表示よりローソク足を前に表示して、ローソク足を見やすくしてくれます。
複数のインディケーターを多用する方、ローソク足に被ってしまうインディケーターを使用する方、テクニカル分析で引いたライン(グラフィカルオブジェクト)がローソク足に被る時、設定すると、インディケータの表示やラインの表示の上にローソク足が優先して表示され、ローソク足が見やすくなります。

MT4チャートを前面に表示に設定した時としない時の比較

ローソク足とインディケーターの線・矢印・水平線・トレンドラインが重なっているところで、ローソク足が表示されています。
この画像では確認しにくいと思いますので、ご自身のMT4で試してみてください。

3.チャートの右端移動

チャートの右端の最新バーの位置を左寄りにオフセットします。オフセットできる範囲は、グリッド3つ分からチャートの真ん中まで。右端をオフセットすることによって、チャートが見やすくなるとともに、分析がしやすくなります。

MT4チャートの右端移動を設定する

右端位置の操作方法

チャートの右上に『▼』が表示されます、上記の表示のように、『▼』にカーソルを合わせて、ちょっと待つと、『チャートの右端移動』が表示されるので、この表示が出てからマウスの左ボタンをクリックしたまま、『▼』を左右に移動すると最新バーの位置を移動することができます。

チャ-トの右端移動のオン・オフは、ツールバーの 『チャートシフト(Chart Shift)』 をクリックすることでも、メニューバーの 『チャート』 → 『チャートの右端移動』でもオン・オフできます。

MT4チャート右端移動チャートから設定変更する操作方法

4.チャートの自動スクロール

オートスクロールをオンにすると、最新のローソク足を常に表示するように自動でスクロールします。Tickが動く(価格が動く)ごとに必ず、最新のバーが表示されるようになります。

ツールバーの『オートシフト(Auto Shift)』をクリックすることでオン・オフできます。
メニューバーの『チャート』 → 『自動スクロール』でもオン・オフできます。

MT4チャートオートスクロール設定をチャート上から操作する

FXのマーケットが開いている月曜日の朝から土曜日の明け方までの間、特に値動きがある時間帯に、少し前のチャートの形を確認するときは、オートスクロールを『オフ』にすると非常に確認がしやすくなります。

5.スケールの固定

スケールを1対1に固定
スケールの固定

スケールとは、縦軸と横軸の目盛りの幅のことです。
MT4のチャートでは縦軸は価格、横軸は時間です。
特別な事情が無い限り、この設定は外すことをお勧めします。
MT4は横軸(時間)の表示範囲で、価格のスケールを最大価格と最小価格で自動調整します。
表示範囲で価格が大きく変化したときに固定スケールだと、スケールを調整する手間が発生しますので、自動調整に設定します。

6.チャートの形式

チャートの表示形式を3種類の表示から選びます
バーチャート
ロウソク足
ラインチャート
MT4バーチャート、ローソク足、ラインチャートについてを参照ください

7.4本値の表示

4本値の表示は、チャートの左上隅に最新のバーの開始値、高値、安値、終値を表示します。
個人的には表示されていても、無くても特に問題ないと思います。

MT4チャート4本値を表示した表示例

8.ASKラインの表示

MT4の現在値はBid価格が表示されています。チャート上のローソク足の4本値もBid価格です。
Askラインの表示を設定すると、Bid価格と別にAsk価格の現在値が表示されます。
ただし、現時点のAsk価格のラインが表示されるだけです。

MT4チャートAskラインの表示例

9.期間区切りの表示

期間区切りは、チャート上に周期に応じた区切りの縦のラインを表示します。現在の時間軸によって区切りの位置が変わります。
1分足から1時間足を持つチャートには日次区切り(日付が変わるところ)、
4時間足を持つチャートには週次区切り(週が変わるところ)、
日足には月次区切り(月が変わるところ)、
週足と月足には年次区切り(年が変わるところ)が表示されます。

MT4の時間はサーバータイムです。証券会社によって異なりますので、日付の変更点を意識することはあまり重視していないので、通常は表示していません。

10.グリッドの表示

一定間隔の方眼状のラインを表示します。方眼の間隔は、Zoom In、Zoom Outに応じて変化します。
チャート上で右クリックメニューを表示して、『グリッド』を選ぶことで、表示をオン・オフが可能です。
メニューバーの『チャート』 → 『グリッド』』でも、表示をオン・オフできます。

MT4チャートグリッドの表示例

11.出来高の表示

チャートの下部に出来高を表示します。
MT4の為替(FX)での出来高は、Tickが動いた回数(値動きの回数)となっています。
チャート上で右クリックメニューを表示して、『出来高』を選ぶことで、表示をオン・オフが可能です。
メニューバーの『チャート』 → 『出来高』』でも、表示をオン・オフできます。

MT4チャート出来高の表示例

12.ラインなどの説明を表示

トレンドライン、水平線、チャネル等のライン類には説明のコメントを設定できます。
その説明を表示する設定です。

MT4チャートライン等の表示の表示例

チャートのプロパティで『ライン等の説明を表示』をチェックすると、そのチャートに表示するライン等
(グラフィカルオブジェクト)のプロパティーの全般タブにある『説明』の入力エリアにある説明が表示されます。
全てのラインに説明を記入する必要はありませんが、キーになるポイントには記入しておくと備忘録として使えて便利です。

MT4チャートの色とバーの変更

1.MT4のチャートの色を変更する操作(色の設定)

MT4のチャートは表示する罫線の種類は3種類から選択できます。また、表示色は、133の基本色から選択して設定できます。独自の色を作成することも可能です。
MT4で新規にチャートを開くと、黒の背景色に緑のバーチャートの状態で開きます。
この状態では、トレンドラインや移動平均線等、分析ツールを表示した場合非常に見づらいチャートとなります。(個人的な意見です)
特に黒が背景色の場合、線の色や細さによってはほとんど見えない状態となります。見やすさについては、それぞれ好みがあると思います。見やすい色の設定を探してみてください。

チャートの表示色を変更する操作方法

色を変更したいチャートウィンドウで、チャートの『プロパティウィンドウ』を開きます。
プロパティウィンドウを開く操作方法は、3つの方法があります。

メニューバー → 『チャート』 → 『プロパティー』

MT4メニューバーからチャートのプロパティを開く手順

表示されているチャートで右クリックメニューを表示して 『プロパティー』 を選択

MT4チャートから右クリックメニューでプロパティーを開く方法

キーボードの 『F8』 キーを押す

MT4キーボードの『F8』キーでチャートのプロパティーを開く

プロパティウィンドウが表示されたら、『色の設定』タブを選択します。

MT4チャートプロパティーで『色の設定』タブを選択する

最も簡単な変更は、基本配色で『Black On White』を選択します。

MT4チャートプロパティーで基本配色ブラック・オン・ホワイトを選択する

選択後、『OK』 ボタンをクリックします。

背景色が白色、ローソク足の色を『陽線が白色』、『陰線が黒』の設定に一発で変更できます。

MT4ブラック・オン・ホワイトの初期状態の例

『Yellow On Black』、『Green On Black』も選択すると、一発で設定変更できます。

チャート色の詳細設定について

プロパティウィンドウの『色の設定』タブの右側で、各項目の色が個別に選択できます。

MT4チャートプロパティーウィンドウ色の設定タブの詳細設定部分の説明

背景色

チャートの背景色を指定できます。

前景色

縦横軸の色、スケールの色、チャートに表示される文字の色
(4本値、建玉と注文の表示の文字、ラインの説明の文字)、
期間の区切りのラインの色を指定できます。

グリッド

チャートのグリッドの色、現在価格Bidのラインの色を指定できます。

上昇バー

上昇ローソク足(陽線)のひげの色を指定できます。

下降バー

加工ローソク足(陰線)のひげの色を指定できます。

上昇ローソク足

上昇ローソク足(陽線)の胴体の色を指定できます。

下降ローソク足

下降ローソク足(陰線)の胴体の色を指定できます。

ラインチャート

ラインチャートの色を指定できます。

出来高

出来高の色と建玉と注文のラインの色を指定できます。

Askライン

Askラインの色を指定できます。

ストップ水準

建玉と注文のストップ水準(ストップ(S/L)とリミット(T/P))の色を指定できます。

※ローソク足の陽線を赤、陰線を青に設定して、背景色を白色より目に優しいIvoryに設定した例です。
文字がローソク足に重なっても見やすくなります。

MT4チャートプロパティー色の設定タブで各部分の色を詳細設定したサンプル

色々設定してみて、お好みの設定を探してみてください。

MT4トレーリングストップの操作

1.MT4トレーリングストップについて

トレーリングストップとは、チャートを監視できない時自動でストップロスを切り上げる機能です。
トレーリングストップを設定したポジションで設定幅の利益が出たら、ストップ(S/L)をその時点の[現在価格 – トレイリングストップ値]へ自動的に切り上げます。
さらに、価格がより有利な方向に変動すると、トレイリングストップはストップ(S/L)水準を自動的に価格に従って変更しますが、ポジションの利益が1度でも下がると、ストップ(S/L)は変更されません、そして再度、価格が有利な方向に変動すると、トレイリングストップはストップ(S/L)水準を自動的に価格に従って変更します。

MT4では、トレーリングストップは、指値注文にあらかじめ設定することも、オープン注文(建玉)に設定することも可能です。
トレーリングストップの設定は、ターミナルウィンドウで、注文を選択して右クリックメニューで設定できます。また、チャートに表示された注文情報からも設定できます。
ここでは、チャート上に表示された注文情報から設定を操作する方法を説明します。

2.MT4トレーリングストップの設定方法

建玉注文の価格のライン、ストップロスのライン、利確価格のラインのどれかに、カーソルを近づけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、右クリックメニューを表示します。
『トレーリングストップ』を選択すると、トレーリングストップに関する設定メニューが表示されます。

MT4トレーリングストップ設定メニュー

全削除:複数のポジションに設定したトレーリングストップを全て解除します。
無し:選択したポジションのトレーリングストップを解除します。
40~75ポイント:選択した数字がトレーリングストップで設定する利益幅となります。
※注意:単位がポイントです。40=4Pips 75=7.5Pipsです。

カスタム設定:トレーリングストップの利益幅を自由に設定できます。

MT4トレーリングストップカスタム設定

※注意:単位がポイントです。表示の例は500=50Pipsです。

※トレーリングストップはサーバーで実行される機能ではありません、パソコンを起動して、MT4が立ちあがっていることが前提となります

3.MT4トレーリングストップの解除方法

個別解除

建玉注文の価格のライン、ストップロスのライン、利確価格のラインのどれかに、カーソルを近づけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、右クリックメニューを表示します。
『トレーリングストップ』を選択すると、トレーリングストップに関する設定メニューが表示されます。
『無し』を選択すると、このポジションのトレーリングストップが解除されます。

MT4トレーリングストップ個別解除

全解除

トレーリングストップの右クリックメニューで、『全削除』を選択します。全てのオープン注文、指値注文に設定されているトレーリングストップが解除されます。

MT4トレーリングストップ全解除

MT4決済注文の操作

指値の注文、オープン状態の注文の変更を操作する方法は、ターミナルウィンドウの取引タブに表示されている変更したい注文を選んで、右クリックメニューを表示して、『決済注文』または『注文の変更または取り消し』を選択して、操作することができます。
また、チャート上に注文情報を表示しておき、表示された注文情報から変更を操作する方法があります。
チャート上に注文情報が表示されると、指値の価格、ストップロスの価格、利確の価格がラインで明示されるので、チャートポイントとの比較が容易になり、ポジションの管理と操作性が格段に向上します。
ここでは、チャート上に表示された注文情報から変更を操作する方法を説明していきます。

1.MT4決済注文の操作
2.MT4分割決済の操作

1.MT4決済注文の操作

オープン状態の注文(建玉)の価格のライン、ストップロスのライン、利確価格のラインのどれかにカーソルを近づけてづけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、右クリックメニューを表示します。

MT4決済注文の操作

表示された『閉じる 注文番号 取引種別 数量(ロット) オープン価格』を選択します。
注文の発注ウィンドウが表示されるので、『決済取引:建玉 注文番号 取引種別 数量(ロット) 通貨ペア名 決済価格』をクリックして決済処理を実行します。

MT4決済処理の注文の発注ウィンドウ

2.MT4分割決済の操作

決済注文の操作で表示された、注文の発注ウィンドウの数量の入力エリアをクリックして選択します。
注文の発注ウィンドウが表示されます。

MT4部分決済操作の説明1

分割(一部)決済したい数量(注文で保有している数量未満)を入力して、『決済取引:建玉 注文番号 取引種別 数量(ロット) 通貨ペア名 決済価格』をクリックして決済処理を実行します。

MT4部分決済の操作の説明2

MT4で分割決済を実行すると、決済後残った数量の注文の注文番号は、分割前の注文番号と別の新たな注文番号が割り当てられます。

MT4部分決済の操作の処理結果の説明

MT4未約定注文の変更操作

指値の注文、オープン状態の注文の変更を操作する方法は、ターミナルウィンドウの取引タブに表示されている変更したい注文を選んで、右クリックメニューを表示して、『決済注文』または『注文の変更または取り消し』を選択して、操作することができます。
また、チャート上に注文情報を表示しておき、表示された注文情報から変更を操作できます。
チャート上に注文情報が表示されると、指値の価格、ストップロスの価格、利確の価格がラインで明示されるので、チャートポイントとの比較が容易になり、ポジションの管理と操作性が格段に向上します。
ここでは、チャート上に表示された注文情報から変更を操作する方法を説明していきます。

1.価格の変更操作
2.ストップロスの変更操作
3.利確価格の変更操作
4.MT4未約定注文の取り消し操作

1.価格の変更操作

指値価格をドラッグして変更する

チャートに表示されている未約定注文の指値価格ラインにカーソルを近づけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、ドラッグ(マウスの左ボタンをクリックしたまま)して、マウスを上下に動かして、変更したい価格にラインを移動します。

MT4操作チャート上で逆指値注文の価格を変更する

※注 ドラッグ操作:カーソルをラインに合わせるとカーソルに上下矢印が表示されます、その状態でマウスの左ボタンをクリックしたままにします

ドラッグしてラインを移動すると、ラインの左端に 『注文番号 注文種別 金額 Pips』が表示され、ラインの右端に価格が表示されます。
金額、Pipsは現在の価格からの計算されています。参考程度に確認できます。
画面の例) #28909313 buy stop 0.10 , 6026 jpy , -505pips

変更後の価格を右端で確認して、マウスの左ボタンを離すと、注文の発注ウィンドウが表示され、未約定注文の変更または取り消しの欄にマウスの左ボタンを離した時のライン上の価格が、価格の入力エリアにセットされています。

MT4逆指値注文をチャート上でドラッグして移動し表示された注文の発注引導

注意)決済逆指値(S/L)と決済指値(T/P)の値が指定されていた場合、価格の変更前と変更後の幅の価格分だけ、決済逆指値(S/L)の価格と決済指値(T/P)の価格が変わっています。

注文の発注ウィンドウ下部のボタン『注文の変更』をクリックして変更処理を実行します。
注文の発注ウィンドウの注文の処理に処理結果が表示されれば、完了です。

2.ストップロスの変更操作

ストップロスをドラッグして変更する

チャートに表示されている未約定注文のストップロスのラインにカーソルを近づけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、ドラッグ(マウスの左ボタンをクリックしたまま)して、マウスを上下に動かして、変更したい価格にラインを移動します。

MT4未約定注文のストップロスをチャート上から変更する

ドラッグしてラインを移動すると、ラインの右端にストップロスの価格が表示され、ラインの左端に
『注文番号 sl 金額 Pips』が表示されます。
金額:ストップロスで決済された時の損益金額(証拠金の通貨で)が表示されます。
Pips:オープン価格からストップロス迄の価格差(単位はポイント)が表示されます。
画面の例) #28910686 sl , -4942 jpy , -415pips

変更後のストップロスの価格を右端で確認して、マウスの左ボタンを離すと、注文の発注ウィンドウが表示され、マウスの左ボタンを話した時のストップロスのライン上の価格が、決済逆指値(S/L)の入力エリアにセットされています。

MT4未約定注文のストップロスを変更する注文の発注ウインドウ

注文の発注ウィンドウ下部のボタン『注文の変更』をクリックして変更処理を実行します。
注文の発注ウィンドウの注文の処理に処理結果が表示されれば、完了です。

ストップロスの設定を解除したい時

ストップロスラインにカーソルを合わせて、マウスの右ボタンを押して、右クリックメニューを表示し、『SLをキャンセル』を選択します。

MT4未約定注文のストップロスをキャンセルする

注文の発注ウィンドウが表示され、決済逆指値(S/L)の入力エリアがゼロクリアされているのを確認して、ボタン『注文の変更』をクリックします。

MT4未約定注文のストップロスをキャンセルする注文の発注ウィンドウ

3.利確価格の変更操作

りかく価格をドラッグして変更する

チャートに表示されている未約定注文の利確価格のラインにカーソルを近づけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、ドラッグ(マウスの左ボタンをクリックしたまま)して、マウスを上下に動かして、変更したい価格にラインを移動します。

MT4未約定注文の利確を変更する

ドラッグしてラインを移動すると、ラインの右端に利確の価格が表示され、ラインの左端に『注文番号 tp 金額 Pips』が表示されます。
金額:利確価格で決済された時の損益金額(証拠金の通貨で)が表示されます。
Pips:オープン価格から利確価格迄の価格差(単位はポイント)が表示されます。

変更後の利確の価格を右端で確認して、マウスの左ボタンを離すと、注文の発注ウィンドウが示され、マウスの左ボタンを話した時のストップロスのライン上の価格が、決済指値(T/P)の入力エリアにセットされています。

MT4未約定注文の利確を変更する注文の発注ウィンドウ

注文の発注ウィンドウ下部のボタン『注文の変更』をクリックして変更処理を実行します。
注文の発注ウィンドウの注文の処理に処理結果が表示されれば、完了です。

利確(T/P)の設定を解除したい時

利確ラインにカーソルを合わせて、マウスの右ボタンを押して、右クリックメニューを表示し、『TPをキャンセル』を選択します。

MT4未約定注文の利確をキャンセルする

注文の発注ウィンドウが表示され、決済指値(T/P)の入力エリアがゼロクリアされているのを確認して、ボタン『注文の変更』をクリックします。

MT4未約定注文の利確をキャンセルする注文の発注ウィンドウ

4.未約定注文の取り消し操作

チャートに表示されている未約定注文の価格のライン、ストップロスのライン、利確価格のラインのどれかにカーソルを近づけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、右クリックメニューを表示します。
表示された『注文の取消 注文番号 取引種別 数量(ロット) 指定価格』を選択します。

MT4未約定注文をキャンセル(取り消し)する

注文の発注ウィンドウが表示されるので、『注文の取消』をクリックして取り消し処理を実行します。

MT4未約定注文のキャンセル(取消)の時の注文の発注ウィンドウ

MT4建玉(オープン注文)の変更操作

指値の注文、オープン状態の注文の変更を操作する方法は、ターミナルウィンドウの取引タブに表示されている変更したい注文を選んで、右クリックメニューを表示して、『決済注文』または『注文の変更または取り消し』を選択して、操作することができます。
また、チャート上に注文情報を表示しておき、表示された注文情報から変更を操作する方法があります。
チャート上に注文情報が表示されると、指値の価格、ストップロスの価格、利確の価格がラインで明示されるので、チャートポイントとの比較が容易になり、ポジションの管理と操作性が格段に向上します。
ここでは、チャート上に表示された注文情報から変更を操作する方法を説明していきます。

1.MT4建玉のストップロスの変更操作
2.MT4建玉の利確価格の変更操作

1.MT4建玉のストップロスの変更操作

ストップロスをドラッグして変更する

チャートに表示されているオープン注文(建玉)のストップロスのラインにカーソルを近づけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、ドラッグ(マウスの左ボタンをクリックしたまま)して、マウスを上下に動かして、変更したい価格にラインを移動します。

MT4建玉のストップロスをチャート上で変更する

※注 ドラッグ操作:カーソルをラインに合わせるとカーソルに上下矢印が表示されます、その状態でマウスの左ボタンをクリックしたままにします

ドラッグしてラインを移動すると、ラインの右端に、ストップロスの価格が表示され、ラインの左端に
『注文番号 sl 金額 Pips』が表示されます。
金額:ストップロスで決済された時の損益金額(証拠金の通貨で)が表示されます。
Pips:オープン価格からストップロス迄の価格差(単位はポイント)が表示されます。
画面の例) #28910686 sl , -4793 jpy , -531pips

変更後のストップロスの価格を右端で確認して、マウスの左ボタンを離すと、注文の発注ウィンドウが表示され、マウスの左ボタンを話した時のストップロスのライン上の価格が、決済逆指値(S/L)の入力エリアにセットされています。

MT4建玉のストップロスをチャート上で変更した価格が注文の発注ウィンドウにセットされる

注文の発注ウィンドウ下部のボタン『建玉#28910686 Buy 0.10 USDCADのS/Lを:1.31616 T/Pを:1.33080に変更する』をクリックして変更処理を実行します。
注文の発注ウィンドウの注文の処理に
『#28910686 Buy 0.10 USDCADで 1.32147 S/L:1.31616 T/P:1.33080』
という処理結果が表示されれば、完了です。

『現在価格から40ポイント圏内の注文は発注できません』の表示について

指値または逆指値注文の新規注文を発注する時に、指定した価格と、現在価格の差が40ポイント(4Pips)以内の時は発注できません。買いの時、Ask価格と指定価格が40ポイント以内、売りの時Bid価格と指定価格が40ポイント以内の時発注不可となります。
発注不可となる範囲が何ポイントであるかは、ご契約の証券会社、通貨ペアごとに異なります。

ストップロスの設定を解除したい時

ストップロスラインにカーソルを合わせて、マウスの右ボタンを押して、右クリックメニューを表示し、『SLをキャンセル』を選択します。

MT4建玉のストップロスをチャート上からキャンセルする

注文の発注ウィンドウが表示され、決済逆指値(S/L)の入力エリアがゼロクリアされているのを確認して、ボタン『建玉#28910686 Buy 0.10 USDCADで 1.32147 S/L:0.00000 T/P:1.33080に変更する』をクリックします。

MT4建玉のストップロスをチャート上からキャンセルし注文の発注ウィンドウにセットされる

2.MT4建玉の利確価格の変更操作

利確価格をドラッグして変更する

チャートに表示されているオープン状態の注文(建玉)の利確価格のラインにカーソルを近づけます、カーソルの右側に上下の矢印が表示されてから、ドラッグ(マウスの左ボタンをクリックしたまま)して、マウスを上下に動かして、変更したい価格にラインを移動します。チャートに表示されている利確価格のラインをドラッグしたまま、マウスを上下に動かして、変更したい価格にラインを移動します。

MT4建玉の利確価格をチャート上から操作して変更する

※注 ドラッグ操作:カーソルをラインに合わせるとカーソルに上下矢印が表示されます、その状態でマウスの左ボタンをクリックしたままにします

ドラッグしてラインを移動すると、ラインの左端に『注文番号 tp 金額 Pips』が表示されます。
金額:利確価格で決済された時の損益金額(証拠金の通貨で)が表示されます。
Pips:オープン価格から利確価格迄の価格差(単位はポイント)が表示されます。
ラインの右端に、利確価格の価格が表示されます。
画面の例) #28910686 sl , 5823 jpy , 647pips

変更後の利確価格を右端で確認して、マウスの左ボタンを離すと、注文の発注ウィンドウが表示され、マウスの左ボタンを話した時の利確価格のライン上の価格が、決済指値(T/P)の入力エリアにセットされています。

MT4建玉の利確価格をチャート上で変更した価格が注文の発注ウィンドウにセットされる

注文の発注ウィンドウ下部のボタン『建玉#28910686 Buy 0.10 USDCADのS/Lを:1.31616 T/Pを:1.32794に変更する』をクリックして変更処理を実行します。
注文の発注ウィンドウの注文の処理に処理結果が表示されれば、完了です。

『現在価格から40ポイント圏内の注文は発注できません』の表示について

指値または逆指値注文の新規注文を発注する時に、指定した価格と、現在価格の差が40ポイント(4Pips)以内の時は発注できません。買いの時、Ask価格と指定価格が40ポイント以内、売りの時Bid価格と指定価格が40ポイント以内の時発注不可となります。
発注不可となる範囲が何ポイントであるかは、ご契約の証券会社、通貨ペアごとに異なります。

利確価格の設定を解除したい時

利確価格ラインにカーソルを合わせて、マウスの右ボタンを押して、右クリックメニューを表示し、『TPをキャンセル』を選択します。

MT4建玉の利確をチャート上からキャンセルする

注文の発注ウィンドウが表示され、決済指値(T/P)の入力エリアがゼロクリアされているのを確認して、ボタン『建玉#28910686 Buy 0.10 USDCADのS/Lを:1.31616 T/Pを:0.00000に変更する』をクリックします。

MT4建玉の利確をチャート上からキャンセルし注文の発注ウィンドウにセットされる

MT4チャート上に注文情報を表示する

指値の注文、オープン状態の注文の変更を操作する方法は、ターミナルウィンドウの取引タブに表示されている変更したい注文を選んで、右クリックメニューを表示して、『決済注文』または『注文の変更または取り消し』を選択して、操作することができます。
また、チャート上に注文情報を表示しておき、表示された注文情報から変更を操作する方法があります。
チャート上に注文情報が表示されると、指値の価格、ストップロスの価格、利確の価格がラインで明示されるので、チャートポイントとの比較が容易になり、ポジションの管理と操作性が格段に向上します。
ここでは、チャート上に表示された注文情報から変更を操作する方法を説明していきます。

MT4チャート上に注文情報を表示する

チャート上にオープン状態または指値注文のラインが表示され、ポジションがオープンされた価格、指値の価格、ストップの価格(S/L)または利確の価格(T/P)がラインで表示され一目で確認できるようになります。注文が無い場合はラインは表示されません。また、クローズされたポジションも表示されません。
表示されたラインを選択して右クリックメニューを表示し注文を操作できます、表示されたラインをドラッグして移動して変更価格を操作できるようになります。

設定方法

MT4ウィンドウメニューバー 『ツール』→『オプション』を選択します。

MT4メニューバーのツールのオプション

表示されたオプションウィンドウの『チャート』タブをクリックして、『チャート上に建て玉と注文を表示』をチェックします。『OK』ボタンをクリックします。

MT4チャート上に建玉と注文を表示する設定

『ドラッグによる取引変更にAltキーを使う』というオプション項目について

チャート上に注文情報を表示すると、誤ってラインをドラッグして誤操作が発生する可能性があります。
この誤操作を避けるために、変更を意図する時は、『ALT』キーを押しながらでないと注文情報のラインをドラッグできないようにする機能です。誤って注文情報のラインをドラッグしてしまいそうな方は、ここのチェックすることで、Altキーを押さない限りチャート上からのドラッグによる取引変更は出来ないようになります。

表示された注文情報について

注文がオープンした価格のラインとストップロスのライン、利確のラインが表示されます。

MT4チャート上に注文を表示した状態

それぞれのラインの表示状態は以下の通りです。

一点鎖線で表示されます。
ラインの左側に情報が表示されます。

オープン価格のライン(または指値の価格のライン):

注文番号+注文種別+数量(ロット) が表示されます。
例) #28909313 buy stop 0.10
線の色は、チャートプロパティーの出来高で指定された色で表示されます。

ストップロスのライン:

注文番号+sl が表示されます。
例) #28909313 sl
線の色は、チャートプロパティーのストップレベルで指定された色で表示されます。

利確のライン:

注文番号+tp が表示されます。
例) #28909313 tp
線の色は、チャートプロパティーのストップレベルで指定された色で表示されます。

一つの通貨ペアで複数の注文を持っているケースで、価格が非常に近い場合は注文情報のラインが重なり、操作しようとしてもうまく目的の注文を選択できないケースもあります。
その場合は、ターミナルウィンドウの取引タブから操作する方法を選択されることをお勧めします。

MT4逆指値注文の操作

逆指値注文は、指定した価格まで下がったら売る、指定した価格まで上がったら買うというタイプの注文の指定方法です。注文の発注ウィンドウを表示してから操作するので、『F9』キーを押す、または、ツールバー→新規注文をクリックしてからのも可能ですが、指定する価格を自動的に設定してくれる機能がありますので、
その機能を利用した操作方法を紹介します。ここでは、逆指値買い注文を例にとって紹介します。

1.注文の発注ウィンドウに逆指値を自動セットする操作
2.注文の発注ウィンドウの各入力項目の確認

3.操作上のワンポイント

1.注文の発注ウィンドウに逆指値を自動セットする操作

逆指値注文を発注したい通貨ペアのチャート上で、カーソルを現在価格より高い価格で、指定したい価格の位置にセットします。セットした状態で、マウスの右ボタンをクリックして、右クリックメニューを表示します。

MT4逆指値買い注文で指定価格を自動セットする

表示された右クリックメニューの2番目に表示された注文発注→『Buy Stop 0.1  0.70615』を確認します。Buy Stop(指値買い) 0.1ロット 0.70615(逆指値価格)という意味です。
逆指値買いの指定価格が、0.70615で良ければ、そのまま『Buy Stop 0.1  0.70615』を選択します。
注文の発注ウィンドウが表示されます。

MT4逆指値注文右クリックメニュー価格自動セット結果

注文種別が『指値または逆指値注文(新規注文)』が選択され、指値または逆指値注文(新規注文)の時の注文種別に『Buy Stop』が指定され、価格に0.70615がセットされています。

2.注文の発注ウィンドウの各入力項目の確認

MT4逆指値買い注文の発注ウィンドウ

a.通貨ペア:

操作したチャートウィンドウの通貨ペアがセットされています。今回AUDUSDのチャートで操作したのでAUDUSDがセットされています。通貨ペアは変更できません。
重要:この画面でセットされた通貨ペア『AUDUSD,Australian Dollar vs US Dollar』をクリックすると、注文種別が成行注文に変更されてしまいます。

b.数量(ロット):

0.1がセットされています。変更する場合は、下矢印ボタンをクリックしてドロップダウンリストを表示して選択できます。変更した数量が見当たらない時は、入力エリアをクリックして直接半角数字で入力します。

c.決済逆指値(S/L):

損切り(ストップロス)を実行する価格を、半角数字で入力します。
初期値は0がセットされています。入力エリアをクリックすると直接入力できます。
上下矢印ボタン([▲]ボタン、[▼]ボタン)をクリックして値を増減して修正することができます。
0の状態で上下矢印ボタンを1回クリックすると、現在の価格が自動セットされます。
上下矢印ボタンをクリックしたままにして変更することができます。
買い注文の場合指値注文価格より安い価格でなければなりません。
売り注文の場合指値注文価格より高い価格でなければなりません。

d.決済指値(T/P):

利益を確定を実行する価格を、半角数字で入力します。
初期値はゼロがセットされています。入力エリアをクリックすると直接入力できます。
上下矢印ボタン([▲]ボタン、[▼]ボタン)をクリックして値を増減して修正することができます。
0の状態で上下矢印ボタンを1回クリックすると、現在の価格が自動セットされます。
上下矢印ボタンをクリックしたままにして変更することができます。
買い注文の場合指値注文価格より高い価格でなければなりません。
売り注文の場合指値注文価格より安い価格でなければなりません。

e.コメント:

特に必要無ければ空欄のまま注文できます。

f.注文種別:

指値または逆指値注文(新規注文)が選択されて、変更不可となっています。

g.指値または逆指値注文(新規注文)の注文種別:

Buy Stopが自動セットされています。変更可能ですが、変更した場合、価格を自動セットした意味無くなりなりますのでお勧めしません。

h.価格:

右クリックメニューで表示されていた価格が初期値としてセットされています。
変更する場合、入力エリアをクリックすると直接入力できます。半角数字で入力します。
上下矢印ボタン([▲]ボタン、[▼]ボタン)をクリックして値を増減して修正することができます。

i.有効期限:

注文の有効期間を設定します。
チェックして、日付と時刻を指定します。
指定した時間が到来して、未約定の場合注文が無効となります。
設定しない場合、無期限に有効となります。
市場状況が変化した場合手動でキャンセルする必要があります

『現在価格から40ポイント圏内の注文は発注できません』と表示があります。

指値または逆指値注文の新規注文を発注する時に、指定した価格と、現在価格の差が40ポイント(4Pips)以内の時は発注できません。買いの時、Ask価格と指定価格が40ポイント以内、売りの時Bid価格と指定価格が40ポイント以内の時発注不可となります。
発注不可となる範囲が何ポイントであるかは、ご契約の証券会社、通貨ペアごとに異なります。

指値または逆指値注文(新規注文)の指定価格について

指値買いの時は、指定価格は現在価格より安くなければなりませんので、現在価格より高い価格を指定した時は発注不可となります。
指値売りの時は、指定価格は現在価格より高くなければなりませんので、現在価格より安い価格を指定した時は発注不可となります。
逆指値買いの時は、指定価格は現在価格より高くなければなりませんので、現在価格より安い価格を指定した時は発注不可となります。
逆指値売りの時は、指定価格は現在価格より安くなければなりませんので、現在価格より高い価格を指定した時は発注不可となります。

価格を確認して正しければ、『送信』ボタンをクリックすると逆指値注文が発注されます。
以下の完了メッセージが表示されます。

MT4逆指値注文発注完了ウィンドウ

3.操作上のワンポイント

矢印タイプのカーソルでは、価格が分かりづらい時は、クロスヘアータイプのカーソルにすると現在のカーソルの位置がチャートの右側に表示されます。

MT4クロスヘアータイプのカーソルの説明

 クロスヘアーカーソルにする操作方法

クロスヘアーカーソルにする方法は2つあります
1.ライン等ツールバーのcrosshairボタンをクリックする
2.チャート上にカーソルを置いて、マウスのスクロールボタンを上から押します。

MT4カーソルをクロスヘアータイプに変更する方法

クロスヘアーカーソルの状態で、右クリックメニューを表示するには、2回の右クリックが必要です。
1回目の右クリックでクロスヘアーカーソルが矢印カーソルになります、そのままカーソルを動かさずにもう一度右クリックすることで右クリックメニューが表示されます。
※クロスヘアーカーソルで確認した価格と、右クリックメニューで表示された指値価格が数ポイントずれることがあります。

MT4指値注文の操作

指値注文は、指定した価格まで下がったら買う、指定した価格まで上がったら売るというタイプの注文の指定方法です。注文の発注ウィンドウを表示してから操作するので、『F9』キーを押す、または、ツールバー→新規注文をクリックしてからの操作も可能ですが、指定する価格を自動的に設定してくれる機能がありますので、その機能を利用した、操作方法を紹介します。ここでは、指値買い注文を例にとって紹介します。

1.注文の発注ウィンドウに指値を自動セットする操作
2.注文の発注ウィンドウの各入力項目の確認
3.操作上のワンポイント

1.注文の発注ウィンドウに指値を自動セットする操作

指値注文を発注したい通貨ペアのチャート上で、カーソルを現在価格より安い位置で、発注指定したい価格の位置にセットします。セットした状態で、マウスの右ボタンをクリックして、右クリックメニューを表示します。

MT4指値買い注文で指定価格を自動セットする

表示された右クリックメニューの一番上に表示された『Buy Limit 0.1  0.73524』を確認します。
Buy Limit(指値買い) 0.1ロット 0.73524(指値価格)という意味です。
指値買いの指定価格が、0.73524で良ければ、そのまま『Buy Limit 0.1  0.73524』を選択します。
注文の発注ウィンドウが表示されます。

MT4指値注文右クリックメニュー価格自動セット結果

注文種別が『指値または逆指値注文(新規注文)』が選択され、数量に0.1がセットされ、
指値または逆指値注文(新規注文)の時の注文種別に『Buy Limit』が指定され、価格に0.73524がセットされています。

2.注文の発注ウィンドウの各入力項目の確認

MT4指値買い注文の発注ウィンドウ

a.通貨ペア

操作したチャートウィンドウの通貨ペアがセットされます。今回EURGBPのチャートで操作したのでEURGBPがセットされています。通貨ペアは変更できません。
重要:この画面でセットされた通貨ペア『EURGBP,EURO vs Great Briten Pound』をクリックすると、注文種別が成行注文に変更されてしまいます。

b.数量(ロット)

0.1がセットされています。変更する場合は、下矢印ボタンをクリックしてドロップダウンリストを表示して選択できます。変更した数量が見当たらない時は、入力エリアをクリックして直接半角数字で入力します。

c.決済逆指値(S/L)

損切り(ストップロス)を実行する価格を、半角数字で入力します。
初期値は0がセットされています。入力エリアをクリックすると直接入力できます。
上下矢印ボタン([▲]ボタン、[▼]ボタン)をクリックして値を修正することができます。
0の状態で上下矢印ボタンを1回クリックすると、現在の価格が自動セットされます。
上下矢印ボタンをクリックしたままにして変更することができます。
買い注文の場合指値注文価格より安い価格でなければなりません。
売り注文の場合指値注文価格より高い価格でなければなりません。

d.決済指値(T/P)

利益を確定を実行する価格を、半角数字で入力します。
初期値はゼロがセットされています。入力エリアをクリックすると直接入力できます。
上下矢印ボタン([▲]ボタン、[▼]ボタン)をクリックして値を増減して修正することができます。
0の状態で上下矢印ボタンを1回クリックすると、現在の価格が自動セットされます。
上下矢印ボタンをクリックしたままにして変更することができます。
買い注文の場合指値注文価格より高い価格でなければなりません。
売り注文の場合指値注文価格より安い価格でなければなりません。

e.コメント

特に必要無ければ空欄のまま注文できます。

f.注文種別

指値または逆指値注文(新規注文)が選択されて、変更不可となっています。

g.指値または逆指値注文(新規注文)の注文種別

Buy Limitが自動セットされています。
変更可能ですが、変更した場合、価格を自動セットした意味無くなりなりますのでお勧めしません。

h.価格

右クリックメニューで表示されていた価格が初期値としてセットされています。
変更する場合、入力エリアをクリックすると直接入力できます。半角数字で入力します。
上下矢印ボタン([▲]ボタン、[▼]ボタン)をクリックして値を増減して修正することができます。

i.有効期限

注文の有効期間を設定します。
チェックして、日付と時刻を指定します。
指定した時間が到来して、未約定の場合注文が無効となります。
設定しない場合、無期限に有効となります。
市場状況が変化した場合手動でキャンセルする必要があります

『現在価格から40ポイント圏内の注文は発注できません』の表示について

指値または逆指値注文の新規注文を発注する時に、指定した価格と、現在価格の差が40ポイント(4Pips)以内の時は発注できません。買いの時、Ask価格と指定価格が40ポイント以内、売りの時Bid価格と指定価格が40ポイント以内の時発注不可となります。
発注不可となる範囲が何ポイントであるかは、ご契約の証券会社、通貨ペアごとに異なります。

指値または逆指値注文(新規注文)の指定価格について

指値買いの時は、指定価格は現在価格より安くなければなりませんので、現在価格より高い価格を指定した時は発注不可となります。
指値売りの時は、指定価格は現在価格より高くなければなりませんので、現在価格より安い価格を指定した時は発注不可となります。
逆指値買いの時は、指定価格は現在価格より高くなければなりませんので、現在価格より安い価格を指定した時は発注不可となります。
逆指値売りの時は、指定価格は現在価格より安くなければなりませんので、現在価格より高い価格を指定した時は発注不可となります。

価格を確認して正しければ、『送信』ボタンをクリックすると指値注文が発注されます。
以下の発注完了情報が表示されます。

MT4指値注文発注完了ウィンドウ

3.操作上のワンポイント

矢印タイプのカーソルでは、カーソルを置いた位置の価格が分かりづらい時は、クロスヘアータイプのカーソルにすると現在のカーソルの位置がチャートの右側に表示されます。

MT4クロスヘアータイプのカーソルの説明

クロスヘアーカーソルにする操作方法

クロスヘアーカーソルにする方法は2つあります
1.ライン等ツールバーのcrosshairボタンをクリックする
2.チャート上にカーソルを置いて、マウスのスクロールボタンを上から押します。

MT4カーソルをクロスヘアータイプに変更する方法

クロスヘアーカーソルの状態で、右クリックメニューを表示するには、2回の右クリックが必要です。
1回目の右クリックでクロスヘアーカーソルが矢印カーソルになります、そのままカーソルを動かさずにもう一度右クリックすることで右クリックメニューが表示されます。
※クロスヘアーカーソルで確認した価格と、右クリックメニューで表示された指値価格が数ポイントずれることがあります。

MT4ワンクリックトレード

ワンクリックトレードは、注文の発注ウィンドウを表示せずに、文字通りワンクリックで成行注文を行う操作方法です。ワンクリックトレード行うには、事前に設定を行っておかなければなりません。まずワンクリックトレードの設定方法について説明します。その後に、ワンクリックトレードの操作を説明します。

1.ワンクリックトレードの設定
2.ワンクリックトレードの操作

1.ワンクリックトレードの設定

MT4ウィンドウのメニューバー 『ツール』→『オプション』を選択します。

MT4メニューバーのツールのオプション

表示された、オプションウィンドウの『取引』タブをクリックして、表示された『ワンクリック取引』をチェックします。

MT4オプションウィンドウ取引タブのワンクリックトレード

チェックするとワンクリックウィンドウが表示され、そこに免責事項が表示されます。

MT4オプションのワンクリックトレード免責同意画面

表示された免責事項をよく読んで、『上記免責事項を十分理解したうえで同意します。』をチェックして、『OK』ボタンをクリックすると、ワンクリックトレードの設定は完了です。

2.ワンクリックトレードの操作

チャートウィンドウ左上の▼(トレードパネルを表示)をクリックし『トレードパネル』を表示します。
トレードパネルの表示方法は、MT4の注文の発注ウィンドウとその表示方法の1.E.トレードパネルを表示して、レートパネルをクリックするを参照ください。

トレードパネルの操作方法

MT4トレードパネル操作方法

1.注文数量を修正する

①▼をクリックすると数量(ロット)を減らすことができます。
②▲をクリックすると数量(ロット)を増やすことができます。
③入力エリアに直接半角数字でロット(数量)を入力することができます。

2.ワンクリックで発注する

数量(ロット)が正しいか確認します。

買い注文:『トレードパネル』のBUYと表示されている側のAsk価格をクリックします。
成行の買い注文が即時執行されます。

売り注文:『トレードパネル』のSELLと表示されている側のBid価格をクリックします。
成行の売り注文が即時執行されます。

3.ストップロスと利確価格(TakeProfit)を設定する

ワンクリックトレードで約定した注文にはストップロスと利確は0となっています。
なるべくストップロスだけでも設置しておきます。
変更の操作方法は、MT4注文の変更操作を参照ください。

一度クリックしたら、オーダーの取消や変更はできません。オーダーは即座に処理され、締結された売買が執行されます。この点を十分理解したうえで使うと便利な機能だと思います。
スキャルピングや、短い時間足で素早くトレードされる方にとっては、重要な機能かと思われます。

捕捉:ワンクリックトレードを行う為の『トレードパネル』を表示するもう一つの方法を説明しておきます。

MT4右クリックメニューからトレードパネルを表示する

チャートウィンドウで、右クリックメニューを表示して、その中の『ワンクリックトレード』を選択します。
チャートウィンドウの左上にトレードパネルが表示されます。